スバルXV鈑金塗装

今回は埼玉県久喜市からご来店頂きました。スバルXVの鈑金塗装事例をご紹介致します。
お客様は、不注意で左折時にバックミラーに映らないくらいの低いブロック塀に車両の左後方を擦ってしまったそうです。
これから長く乗る車なので、車両保険を使って、しっかり直して欲しいとのご依頼でした。
先ずは、損傷の範囲等を確認致します。
XVにはリアフェンダーにガーニッシュ(黒いプラスチックパーツ)が着いているので、一見するとリヤフェンダーは修理の必要ない様に見えます。
ところが、ガーニッシュを外してみると、画像の様にリアフェンダーがかなり損傷しているのが分かると思います。
保険修理ですので、保険会社と連絡を取り合い、リアフェンダーは鈑金塗装、リアドアはお客様のご要望もあり交換、アルミホイール交換、リヤバンパー他の交換で作業を進める事になりました。
お客様にも作業内容と概算見積りを報告させて頂き、納得して頂いてからの修理開始となります。

フェンダーがここまで変形していると云う事は、それだけ奥深くまでブロック塀が押し込んできたと考えられます。
同じように、その力がホイールにも加わったなら、サスペンションも曲っていないかが心配になりませんか?
傷が付いたホイールを交換しただけで修理完了で良いのでしょうか?
タイヤの向き(ホイールアライメント)が、メーカーの示す正規の位置から狂っていないかを調べなくて良いのでしょうか?
ホイールアライメントが狂っている車で、家族や友人を乗せ安心して高速道路を走って大丈夫ですか?
修理後にタイヤの摩耗に差があったら、誰が負担するのでしょうか?

「足廻りは、ホイールの傷が大した事がないので多分大丈夫だと思います!」
なんて言われて納車されても困りますよね?
金屋自動車では、修理をさせて頂いた車に責任を持ちたいとの思いから、足廻りやフレームの3D計測器(TOUCH)や4輪ホイールアライメントテスター(HUNTER)を導入しています。
どちらも弊社にとっては大変高価な設備ですが、修理完了後も安心してお車に乗って頂く為には、しっかり直っている事をお客様に証明する必要があると思います。
また、責任の持てないようなその場しのぎの仕事はしたくないとの思いで日々の仕事に真剣に向き合っています。
XVは3D計測の結果、画像の様にアライメントは基準値内でしたので、傷の付いたホイールの交換で対応させて頂きました。

リアドアはお客様のご要望もあり、交換しますので画像の黒いドアは電着塗装をされた新品のドアです。
リアフェンダーは後ろから叩き出せないので、この様にワッシャーを溶接し、鉄板をドアのラインに合わせながら丁寧に引き出しながら鈑金を行っていきます。
万が一、また同じ所をぶつけてしまっても修理出来るように、パテで簡単に整形するのではなく、出来る限り鉄板を引き出して修理をします。

この画像は、塗装専用のブースの中です。
交換したリアドアがグレーに変わっているのは、プライマーサフェーサーを塗装しているからです。
交換の場合は、黒い電着塗装の上から塗装をしてしまう業者が殆どだと思います。
しかし、せっかく綺麗に直したお車が何年か経つと、塗膜が紫外線などにより劣化して、艶がなくなったりしてしまうケースが多いです。
弊社では手間を惜しまず、新品の電着塗装の上にもプライマーサフェーサーをしっかり塗るなど、見えなくなってしまう塗装の下地から今出来る最善の工法を行い、少しでも長く修理後の状態を保てるよう努力をしています。
塗装完了後の画像です。
クリアのボカシと言って、ルーフサイドの途中でクリアを薄めて塗って終わりにしてしまう業者が大半ですが、薄い塗膜は紫外線などにより劣化して剥がれやすいので、弊社では可能な限り、画像の様にフロントのピラーまでクリアをしっかり塗り込むようにしています。
この様に、塗装の範囲にも最善を尽くしています。

鈑金塗装にも、中古車販売店の様に仕入れた車を極力安く直すようなものから、新車や大切なお車等を不慮の事故で直すようなものまで
色々とございます。値段や工法なども各社違いますので、お客様の愛車への思いにより工場選びをして頂けたらと思います。
又、何年か先の事まで考えた修理と、その場しのぎの修理の違いが分かって頂ければと思います。
お客様には、綺麗に直ったお車とアライメントのデータをしっかり確認して頂き、「外見も綺麗に直っているし安心して乗れる」と、お褒めのお言葉を頂く事ができました。
この度は数ある修理業者の中から、金屋自動車に修理のご用命を頂き誠にありがとうございました。
埼玉県 久喜市・加須市・羽生市 茨城県 古河市のスバルXVの鈑金塗装は、加須市 金屋自動車にお任せ下さい。
お客様の希望で保険修理にて承りました。